”着物の街”十日町で伝統工芸に触れる


”着物の街”十日町で伝統工芸に触れる

まなみです♪

世界に誇る日本の伝統文化である着物、実は十日町は着物の有名な産地なんです。
みなさんご存じでしたか?
その歴史は約1200年にも及ぶといわれています。
豪雪地域である十日町、冬の副業として麻やカラムシ(苧麻)などの繊維を撚って織物を作ることが盛んでした。
のちに、絹織物へと変化を遂げて、十日町明石縮、十日町友禅、十日町紬(とおかまちつむぎ)の誕生につながります。

様々な手法がありますが、総称して十日町織物と言われています。
十日町織物の規模は一番の産地京都に次ぐ規模なんだとか!

先日はそんな十日町織物に触れる機会があり、 十日町紬(とおかまちつむぎ)を作られている勇屋さんと十日町明石縮を作られている根哲さんの
製作工場に見学にいってきました♪



勇屋織物株式会社
こちらでは十日町紬をつくられています。


職人さんが構図をもとに丁寧に染めていきます。
染めたものをまたもう一度 「経絣(たてかすり)」(縦糸)、「緯絣(よこかすり)」(横糸)に一度戻します


そして織っていきます。模様を間違えないように、一つ一つの糸に印がついているんだそう!

十日町紬の特徴は「経絣(たてかすり)」、「緯絣(よこかすり)」により絣模様を表現した、絹織物の光沢と風合いのある点だとか。 勇屋織物は、楽しくて遊び心満載の夢のある紬なんだそう♪
たとえばこれ、

この柄にはどんなおもいが込められているかというと、、、
お馬さんが9匹、、、馬が9匹、、、うま、く、、
うまくいく!すべてがうまくいくという思いが込められています^^

続いて向かった先はこちら根哲(ねけい)織物
こちらは十日町明石縮を作られています^^ ここは普段見学は受け付けておらず、今回は特別に見学させてもらいました♪

明石縮の特徴は、糸に撚り(ねじりのこと)がかかっていること。
撚りがかかることで、手触りがさらりとして、涼しげな夏着物になります。

明石縮を作っている様子。これは模様付けですが、先ほどの勇屋でみたやり方とはまた異なります!


完成形の模様になるように、このように少しずつ色をつけています♪
最終的に柄になるように、縦糸と横糸が合わさることを考えながら、、、
ただ色を付けるだけではいけないんです。。。職人さんだからこその技ですね。

そして織って、、


ちなみに、十日町明石縮の明石というのは明石から来た職人さんが十日町にきて広めていったともいわれています^^

着物には、いろんな職人さんの技法がぎゅっと詰まった織物、
手間はかかるけど、この伝統工芸を残していきたいという思い、
着物に対する愛情に触れることができました。

ぜひ、”着物の町”十日町に来た際は、着物の歴史にふれてみるのもいいですね^^

今回見学させていただいたのは、勇屋株式会社と、根啓株式会社
一般のかたが、見学できますのは、きものの青柳、桐屋、勇屋です♪

ぜひ、”着物の町”十日町に来た際は、着物の歴史にふれてみるのもいいですね^^

きものの青柳
〒948-0068 新潟県十日町市栄町26-6
桐屋
Tel : 025-757-3181
〒948-0061 新潟県十日町市昭和町1
勇屋
Tel : 025-757-1529
〒948-0007 新潟県十日町市四日町新田215

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