【酒蔵探訪】松乃井酒造、酒蔵見学
当館から一番近い地元十日町市の酒蔵、松乃井酒造。なかなか関東圏では見かけることも少ない地元で愛されているお酒の酒蔵さんです!
今回はその酒蔵を拝見させていただくという、貴重な機会を頂きました♪
米の手とぎや、伝統的な和釜での蒸米、機械にこだわらない麹米づくり、泊まり込みによるもろみの管理など、昔から妥協を許さない酒造りにこだわっている松乃井酒造。
酒造り、酒蔵で働く方々の思いがとても熱く、ますます松乃井さんのことが好きになります。。。
酒蔵の様子をお伝えしていきます♪

松乃井さんのお酒の特徴は、「淡麗辛口」。
すっきり辛口タイプのお酒で、お食事との相性がとてもいいお酒です!
地元では燗にして、お食事とともに楽しむのが定番のお酒!
飲み飽きしないあっさりとした中に、お米の旨みを感じるお酒です。
今回は、杜氏の古澤 裕さんに酒蔵を案内していただきました。
白衣と帽子を身につけて、いってきます♪

まずは精米。
ここで、良質な酒米を磨いていきます。
普段私たちが食べているお米の精米歩合は90%程。
普段食べるお米は、表層部にある脂質やタンパク質がお米の旨みとなります。
一方、酒としては、これを磨けば磨くほど、雑味がなく、繊細なお酒が出来上がります。

洗米、浸漬をしたら、お米を蒸していきます。
そして、放冷。次は「麹」作りへと移ります。

「麹」というのは、蒸米に麹菌を繁殖させたもの。生成される糖化酵素が、 お米のでんぷん質を糖に変えてくれます。
大切な工程の一つです。
次は酒母作り。
酵母を培養したもの。蒸米、麹、水、酵母によって仕込まれ、 この酵母が糖分をアルコールへと変えてくれます。元気にぼこぼこしてます。

そして、こちらが仕込み室♪
タンクがたくさん!!

酵母が元気に活動してくれる環境をつくるために、ここでも温度管理の徹底や、ベストタイミングでの作業など、旨い酒造りにこだわり続ける職人さんたちの技が光ります。
低温でゆっくりと発酵させていくことで、淡麗できれいなお酒に仕上げていきます。

そして、いよいよ絞り♪
伝統的な槽(ふね)といわれる機械で絞ったり、

「袋吊り」で絞ったり。
こちらは手作業で袋の中に醪を入れ、機械ではなく重力の力のみで絞る方法。
手間のかかる作業ではありますが、まろやかで旨みのある酒に仕上がる傾向にあるそうです^^

利かせていただきました!!

とっても美味しい!
原酒の旨みもたっぷり。
この後はいくつかの工程を経て、この酒蔵で瓶詰めされ、出荷されていきます。
伝統ある職人さんたちの作り上げる酒。
本当に素晴らしいです♪
最後に社長の古澤 実さんとお話させていただきました♪

松乃井の魅力は、食事と合わせることで、さらに発揮されると思います。
すっきり辛口のお酒が好きという方には、是非お試しいただきたい。
地元のお酒、松乃井の魅力を、もっと発信していきたいと思います!
この美味しいお酒を、よい状態で、それぞれのお客様のお好みの味で提供したいな。
同じお酒でも提供方法によって、味は変わります!
面白いですよ^^
今のオススメはこの時期限定の「松乃井 限定純米 おりがらみ 生原酒」
日本3大薬湯の松之山温泉と、地元の美酒たち、地元の食材で、心も体も癒されてみてはいかがでしょうか♪